非破壊検査(Non-Destructive-Inspection)とは素材や製品を破壊せずに、きずの有無及びその存在位置・大きさ・形状・分布状況などを調べる試験(非破壊検査試験 ・・・Non-Destructive-Testing)の結果を、規格などによる基準に従って合否判定する方法です。
浸透探傷試験とは、浸透性の高い溶剤を対象物に塗布し表面の微細なきずを調べる検査方法です。 原理としては毛細管現象(液体に細いガラス管を立てると、液は自然にガラス管内に吸い上げられ、 管内部の液面が元の液面よりも上昇する現象)を利用して、着色した液体を微細なきずに浸透させ、そのにじみを観察するものです。 【浸透探傷試験の手順例】 @前処理 - 試験面表面の洗浄 A浸透処理 - 浸透液の塗布、浸透 B洗浄処理 - 浸透面の余剰浸透液の除去 C現像処理 - きずに浸透した浸透液を試験体表面に 染出させる D観察 - 試験面に表れた浸透指示模様を観察する E後処理 - 試験体表面に付着した現像液の除去 |
1.試験体の通常の状態![]() 2.赤い点と縦の線が傷 ![]() |
超音波探傷試験とは、超音波の反射を利用して内部にあるきずを検出する検査方法です。 【検査方法】 試験部に超音波を入射し、その結果モニターにあらわれる エコー(反射波)の波形からきずの有無を判断します。 超音波を送受信する探触子により、試験体内部に超音波を 伝搬させ内部にきずや異物があるとそこで超音波が反射します。(※下記図解) 反射したエコーの大きさや伝搬時間をモニター上に 波形として表示しきずの波形を解析することできずの 位置や大きさを知る事ができます。 ![]() ![]() |
金属板にあいている穴が…![]() この様な波形で写ります 赤く立った波が上の写真の穴のところです ![]() 左図解説 |
磁粉探傷試験とは磁気の性質を利用した検査方法です。 磁粉探傷試験は、電磁石や電流を使い鉄鋼材料(強磁性体)に磁界を発生させ磁化することによって、試験体表層面に あるきずに生じる漏洩磁束部を、磁粉を利用して検出する非破壊試験方法です。 磁粉は微細な鉄粉で、白色や黒色に着色したものや蛍光塗料で着色したものがあります。 蛍光色のものは蛍光磁粉といい暗部でブラックライト(紫外線照射灯)を照射するときず部が発光し高精度にきずの検出が出来ます。 |
一見何のきずもない溶接線ですが![]() ブラックライトを当てるとこの様にきずが出ます。 ![]() |